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学習塾、予備校と家庭教師それぞれの特色と、メリットデメリットについて今回は書いていきましょう。進学塾とか学習塾というのが、曖昧になってる塾というのはこの際区別して、学習塾、予備校、家庭教師の3つで考えることにします。

先ず学習塾から。******************************************************************

一般的な役割としては、放課後に、授業料を支払うことで学力を補う施設を指し、学校でわかりにくかった部分を集中的に復習することで、苦手な箇所を克服するというものです。また、学校でこれから行われる授業をよりわかりやすくするために、予習を行う場所でもあります。進学系ではない限り、一般的に、苦手な部分を補強する「補習系」の塾がほとんどで、私立校や難関校とされる中学校や高校へ行くために、受験対策として学校では教えられない、より高度な授業を行うところが進学塾というカテゴリになります。

進学専門で塾を開いているところは珍しく、たいていは補習系の塾に「特進コース」などの別枠を設けているところが多く、後述しますが受験専門ではなく総合的な学習を主にしている塾がこれに当ります。大手や中小が混在している状況として、日本全国一番多い塾の形態だといえます。

メリットを上げるとすれば、比較的拠点が多く街のあちこちにあるので、選択肢が多いこと、受験専門や家庭教師に比べればコストは比較的低い、その地域の学校の生徒で占められているので、比較的お子さんが馴染めやすい、教材はプリントや教科書に沿った学校とほぼ同じペースで復習予習を行える。などがあり、学習補助としては自宅でやる学習の延長と捉えることができます。

個別指導の教室もありますが、一般的には学校の一クラス分程度の人数を学年ごとに、曜日や時間をずらして講習を行うというのが多いですね。何より学校から一度自宅に帰ってからいけるなど、時間的余裕も作りやすいし、選択肢が多いといいことはそれだけ業者間の競争も多少はあるので、選ぶ際の面談、見学など柔軟に対応してくれる場合があるでしょう。

デメリットとしては、各塾ともさほど学習に差が出ないというか、そういった具体的な基準が出しにくい状況があります。例えば予備校であれば合格実績や、過去の大学合格者、模擬試験状況、夏期ゼミナールなどで塾の特色や教師の質を知ることができますが、総合学習塾では、通っていて成績が目に見えて上がったとわかるのは、定期試験の点数と内申書の結果程度で、それも本当にその塾のおかげかは実のところ証明しようがありません。

特にそういう具体性にかける部分を補うためか、「~システム導入で効率的な・・・」とやたら学習方法のやり方ばかりに目がいくような広告を目にすることも多く、選択する基準がわかりにくいこともあります。学修補助ですので、通い続けることが条件。しかし総合学習では受験に対応できず、志望校に受かるためにその専門の予備校に結局は通わなければならない場合がでてきます。将来志望校を絞ってこのレベルで受験に望みたいとか、何か目標がないと学校の延長として、友達と会えるからとか、生徒側の意識も少しゆるみがちになることも考えられます。

個別指導は確かに少人数できめ細かく教えてもらえますが、月単位で授業料を払う場合でもかなり大人数と比べると割高で、その価格ならば、受験までを視野に入れた家庭教師の方が結局は効果が上がるのでは?となるかもしれません。支店が多いと実績もそれだけあると思うかもしれませんが、実際は職業として講師をしているに過ぎない場合、本来は自宅でやる予習、復習をただ単に外部でやってるだけということになりかねません。また、授業も数学だけとにかく集中してやりたい、不得意科目をのばしたいと考えるとそういった専門コースを備えてる教室の中から選ばなければならず、選択肢が多いとはいえません。

場合によっては遠距離を通わなければならず、その場合普段の学校生活とのバランスを考えなければならいことになり、通塾することが苦痛に感じるようになれば逆効果になることもあるでしょう。

選択する際、確かに体験教室や面談なのは親切なんですが、その分じゃあそれが本当に実際の授業かというと、そこは商売ですので、あくまでも生徒獲得のための授業ともいえます。案外あまりあてになるものではないので、下調べとキチンと資料を比較して自分で判断し、場合によっては退塾して他にすぐ移れるようなことを考えた方が良いかもしれません。その地域でしかも義務教育の範疇で授業は行われますから、そんなに塾同士で格差が生まれるということは考えにくいのです。

そのため必然的に生徒確保は、既に限られた市場で獲得しなければならない事情から塾同士で奪い合う感じとなり、テキストや必要な教材をあらかじめ買ってもらって、まとまった支払いをすませてから通塾という、親御さんから見れば初期費用がかさむという場合が多いのです。途中で解約して退塾というのもなかなかしにくい状況も生まれやすいこともあります。

さらに受験の際はどこまでサポートできるかという問題があります。受験というのは教師の質もそうですが、受験生そのものを受け持った経験がものをいうところがあり、受験生専門の塾ではそれだけ志望校の受験情報や、願書提出、模試や受験対策のカリキュラムやデーターを把握するための模試など塾の中でも特に「受験」に特化しているものですが、学習塾は学校と勉強は平行して行われていることが多いので、志望校にどうしても合格したい欲求にどこまで答えられるかという疑問もあります。

進学を視野に入れると、学習塾の他に「予備校」ということも頭に入れて通わせないといけない場合も後々出て来る可能性があります。


家庭教師の場合。******************************************************************

きめ細かい授業を受けられるのは家庭教師を除いて他にはないでしょう。医学系、国立私立名門校であれば受験を考えたときもむしろ直接的なアドバイスを、その学校出身者のの教師から吸収できます。時間なども融通は利きますし何より頼んでいるのは親御さんの方という、利用者側に主導権があるといった感じはあります。

デメリットに関しては、これは他の塾などにも比べるとトラブルがあった場合の深刻度は一番多きい可能性があります。例えば学習塾で職業としてより、会社の社員としての「仕事」として授業を行うことは、よくあることかも知れません。しかし学校の教師とは少し立場が違いますが、評判が悪かったりすれば「売り上げ」に直結しますので、一種のサービス産業といえるかもしれません。大手の場合、教師を他の拠点に配置換えしたり、場合によっては担当を外すことも考えるでしょう。

しかし家庭教師は、それが派遣である場合、個人でやっている場合、会社に登録している場合と家庭教師自身が経営している場合とそうでない場合があります。一貫したひとつのカリキュラムに沿って授業するのと違い、家庭教師側にほとんど授業の進め方が把握されているわけです。これは会社に登録している場合でも、そもそもが家庭教師は「生徒がわかるまで教える」という立場をとっているため、具体的なカリキュラムをただ推し進めるわけには行かないという理由のためです。

価格が高いことがデメリットにとらわれがちですが、自分だけの特別授業なのですから、対効果は別として、それは価値基準が違うといえます。問題なのは2人だけの授業なので、実際の効果が上がっているのか、本当に学力が身に付いているのか親御さんからは把握しづらいのです。その上で、期待していたよりも効果が上がらないと「家庭教師は高い」という評価になります。

最後は予備校。******************************************************************

予備校は学習塾や家庭教師と違い、はっきりと対効果がわかる授業、試験を実施し、成績順位によって公表することで本人にもハッキリした「受験生」の自覚が生まれます。志望校合格という明確な目標があるので、過去の試験問題やデーターに基づきクラス分けを行うことで、不得意な科目であっても集中的に学習して学力の「穴」を埋めて入学試験に対応することができるでしょう。

少子化の影響で高校受験、大学受験は無試験、あるいは入りやすくなってきてはいるものの、人気がある私立、あるいは難関の国公立校が誰でも入れるようになったわけではなく、相変わらず志願者が集中している状況ですので、予備校に通わないで自力で学習して合格というのは、努力すれば可能かも知れませんが、なかなか難しいといえます。予備校の場合、早い時期からある程度の志望校を絞り込んで、学期ごとに行われるクラス分けや、対策として夏期講習、冬季講習、各種模試など実力を具体的に把握することができます。

さらに大手などでは、合格者から得られて情報を元にデーターを分析、合格範囲などを予測して効率がよい学習が可能になるでしょう。

デメリットとしては、授業の進行と学校の勉強が双方ともに平行しているというより、どうしても予備校での学習は一歩進んだカタチで行われているので、学校との両立そして普段の予習復習の他に、予備校での講義に備えた予習、復習が加わること、そして定期試験だけではなく、予備校で行われる模試の結果などをシビアに受け止めることになりますので、本人にとってはプレシャーなどの面で精神的重圧がより強まります。また通常の模試や講習の他に、夏期講習、冬季講習や入試直前講習会など別途費用がかさむ場合があります。

塾の役割も「合格」する事が前提ですので、模試などの結果によっては進路を変更しなくてはならない場合も出てきます。利用者の「合否」は結果、塾の実績に関わることですので、時には受けたくても「それでは実力に伴わないのでお薦めできません」と強く薦められることも。

高校受験や私立でも、平均的な学力で入学できそうな所への受験は学習塾や進学塾や進学コースを専攻して学習して望むことは可能です。しかしより確実で細かいデーターに裏打ちされた情報を元に効率よく受験に望んで、必ず合格したいという強い意志がある場合、学習塾で有る程度の学力をつけるか、普段から学力を身につけておかないと、特に大学受験は予備校には受験浪人もいますので、費用はそれだけかかるということになってしまいます。

またそうした塾の特性で、学期ごとに特別なテキストや教材、特別模試などではその都度購入、申し込みをしなければならないなど、学習塾に比べまとめて教材などを購入しなければならないケースは少ないものの、煩雑でスケジュールが密になっていて、キチンと把握しておかなければなりません。

学習塾の他に予備校となると受験までにはそれ相当の費用をかけなければなりません。



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