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「いい塾」の条件

塾選びの基準は、先ず大きく分けて「学習塾」と「予備校」では大きく違いがあります。学習塾では、先ず意外かも知れませんがそのものズバリ「費用」があります。

前回学習塾は初期費用がかさむ場合があるといいましたが、それは学習塾には「学習塾の種類」で触れたように、様々な形態があり、その中でもテキストや模試を重視するところや、カリキュラムを重点的に考え、そのクラスの平均値を上げるといった経営側の考えの違いが如実に反映するところがあるからです。

それになかなか一旦入塾して通い始めて、その効果が本当に発揮されていることが証明できるデーターを公表できない、あるいは不可能なこともあります。専任講師を多数揃えてるところであれば、塾の選択肢は限られてきますし、小さいところでは幾つかの科目については同じ講師が担当することも珍しくありません。

塾選びの基準を見極める意味で、学習塾はハッキリとした手がかりが少ないというのが今のところ現状です。先ず大事なのは、親御さんの意志が強く働き、とにかくやる気を出してもらいたい、志望校にどうしても目指してもらいたい、また予習復習など普段の学習の代わりとして学習させたいなど、有る程度親御さんの方で「意思」を固めておく必要があります。

通塾のかかる費用を考えると、近所か学校からそう遠くないところを・・と考えるでしょう。しかしそうしたところは、その学校に登校している生徒がそこにも在籍していますから、「友達といっしょ」に学習することが、お子さんにとって本当にプラスかどうかはよく考えないといけないところです。

情報を収集しようとしても、先ず電話予約で体験授業から初めてもらわなければ、詳しく話を聞けないこともありますので、見極めは更に難しいことになります。この事からも通塾の前にすっでにそこに通わせている方から直接聞いた方が、わかるのではないかと思いますが、他人の家庭の事情になかなか踏み込めるモノではないですよね。

具体的な授業内容はわからなくても、テキストと定期試験重視であれば、年間の費用は比較的把握しやすいモノです。学習塾の進行が大きく学校よりも進んでいくことは考えにくいので、教材費プラス授業料ということで費用は比較的わかりやすいでしょう。しかしこの場合、あくまでも塾で行われる模試やテスト結果が実力という判断材料になりやすく、教師の質というところまで踏み込んでは判断できにくい側面があります。

結局問題集や教材が的確に学習をサポートできているかが重要になるので、いい塾とはこの場合いい教材を発行しているかどうかにかかっています。実力と近く、学校の学修補助として充分に満たしているような、教材であれば効果は期待できますし、そうでなければ月単位で費用を払う形態かどうか、その際スムーズに退塾して他に移動できるかが条件となるでしょう。何が何でもまとめて教材テキストを購入しなければダメだというところでは、途中退塾はかえって塾側にとって都合がいいということもあって、授業料が安くいつやめても「説得」してまで引き留めることはないかも知れません。

テスト結果や、そこから学習方法を自宅でも積極的にできるか、普段から予習復習をする習慣が有れば、実力の試せるこうした形態は決して無駄ではありません。

しかし講師の質というのは、こうした形態にどうしても多いのですが、一律にシステム化された方式で社員というか、あくまで決められたカリキュラムを忠実に推し進めている感はぬぐえません。教室は環境がさほど揃ってなくても開けるので、拠点も多く一部はチェーンのようになっていたり、講師を一人置いて一般家庭の場所を借りて教室を開いているところもあり気軽さという点では、他の塾よりも一歩リードしていますが、自習の要素が強いといえるので、生徒の自主的な自宅での学習が背景にないと効果があまりないでしょう。

個別指導のタイプでは、ほとんど教師の質ですが前にも書いたように体験入学はあっても見学は拒否されることがあります。一人一人個別に見るという代わり、予備校のようにコース選抜があり、塾の中で格差があるなかで学習する状況に置かれることもあります。これネックになるのは教師と生徒の相性で、それは家庭教師との関わりと似ています。少人数で、一人一人パーティションで区切り、教材も一律であっても各自カリキュラムがそのまま一律であるとはいえないでしょう。周囲の実力の差はさほど気にならない代わり、講師との相性が合わなければ、それはそのまま学力に影響してしまうことになります。

費用は塾の中では比較的高いので、塾同士での価格の差でよりも教師の質が重要な判断基準となります。いい教材というよりは、面談でどのような教師がいるのかといった情報が得られるかどうかが、判断材料になるでしょう。少子化の影響で、大規模な教室で塾を経営するよりは、生徒を集めやすいのでこうした形態は最近では多くなってきましたが、それだけ優秀な講師が確保できているかどうかは疑問かもしれません。

経験が豊富で、そもそもが教師出身でそうした塾を開設しているというのであれば、学校でわからないことを塾で深めるといたことには繋がりますが、カリキュラムが密に組まれてスケジュール中心で行われていると、大規模な教室で学習していることとさほど差がないので、ただの高価な少人数制塾だった意味がありません。

また期間を少し眺めに考えて通塾させないと、基本的に模試やテストに重点を置くところは少ないので、効果がどのくらいなのかはわかりにくい。

体験授業だけではなく、有る程度通った中で、親御さんからお子さんに教師との関わり合い、授業に進行状況などを推し量らなくてはならないでしょう。費用に対して教師の質という点が重要ですから、面談で担当講師を紹介してもらえないような所は問題外といえます。また教材を押しつけるような所は、正直言って学習効果よりも”企業利益を最優先”にしているということをいわざるを得ません。

学修補助というのは、学力向上という実力を上げることも重要ですが、本来より理解を深めることで、確実に学習をモノにしたいという目標が学習塾には有るはずですので、進学を考え積極的に学習したいという生徒さんにとっては、少しまどろっこしいという感想を持つことがるかも知れませんね。

親しすぎるのも問題が多いのですが、面接に積極的ではない、個別に親御さんと相談に乗ってくれないなど、トラブルも良く聞きますので面談と担当教師と話し合いの場所を設け、試験結果など学習効果の判断材料をどこに求めているかなど、始めに詳しく聞き塾側の対応をよく見ておく必要があります。

特に解約、や欠席した場合の対応、担当講師の変更の有無、試験の実施状況、講師の数、各教科の専任講師の所在など塾側の情報開示には留意しないといけません。補習や自習などについての対応や受験などについても聞いておかないと、入試になって塾側の指導では追いつかない場合、予備校などの費用で更に家計を圧迫しかねません。

よくある集団で教室に閉じこもって学習指導する塾のタイプは、学校の延長のような所があり、入塾も退塾もいわれているほどトラブルは少ないといえます。ただ学校と同じく総合学習ということが有りますので、数学専門校などその専任講師がいる教室に通わせるなど、目的に応じて塾を選択する方が、かえって効果がある場合もあります。歴史や地理といった入試の際あまりというか、さほど注目されない教科というのは、実のところ受験では対応できるところではありません。

そのため予習復習のつもりで通わせるのか、総合学習において全体的な学力を上げたいのかで塾の選択は違ってきます。大体英語や数学などに比べれば、塾での学習重要度の比率ははかの教科はあまり高くはありません。

それに予備校に通うことも考慮に入れる場合が多いので、総合学習であるなら専任講師を置いている方が良いのですが、そうなると駅前まで行かないとそうした塾がない場合も多いです。また教室全体の学力向上が重視されますので、個別の成績について詳しくデーターが示されることも低い。平均点で評価し、後は試験結果で不得意なところを指摘され学習指導ということで、補習、追試など学校とあまり変らない授業形態であることはいえます。

ここでは環境は非常に重要な意味があるといえます。大規模なところでは、自習室や試験会場なども備えメリハリのある授業と講義を受けることができ、時間割に沿ってカリキュラムが進みますし、小さいところでも、科目ごとに間に休憩時間をとる、教科別に曜日を変えるところでは、1時間ないし2時間程度と1回の授業は短くしているようです。

しかし、個別で行う塾に比べれば、例えば通塾を休んだ後など細かい対応はなかなか難しいので、同じ学校の生徒が多いところでは、学校だけでなく塾でも学力の差が生まれやすいのはいうまでもありません。環境が学校と極めてちかい状況になりやすいのです。教師も需要が一番多い分野ですので、人気講師がいる塾などではそれだけ生徒も集まり、塾同士での格差も生まれやすい。

教室との相性というか、塾に実際に親御さんも教室を拝見するなどして、雰囲気を掴んで学校とあまり差がない、あるいは学力判定の基準が曖昧なところ、模試やカリキュラムの内容についてあまり説明がないところは、避けるべきです。具体的な指導方法についても学校のように方針があるはずですから、進学系か学修補助なのかを把握しておくべきです。

予備校は進学塾と同じような立場ですが、ハッキリと予備校と明記する以上、志望校入学を目的とした受験対策に特化した塾です。進学といっても単なる受験対策だけではなく、その学校に進んでも支障がない程度の学力向上を目標に掲げています。入学させることがどうしても最優先になりがちですので、時には受験問題が流出して社会問題となたこともあります。しかし、それは行き過ぎにしても、指導した結果が合否に直結していますので、合格者が多ければそれだけ的確な指導をおpこなっているという判断にはなります。

しかしながら、各拠点でのその地域での合格者の合計であって、その塾がそれだけの合格者を出しているかというとそうではありません。トータルで合格者の合計を公表することは多くあります。それに授業内容は他社との競争もあってほとんどは公開していないので、体験授業や見学は無理というのがほとんどでしょう。入塾する際も願書提出のあと入塾試験があるなど、難関校に合格者の実績がある所ほど、そのレベルを維持するため生徒を選抜する傾向があります。

選択する際はそもそも自分はどの合格ラインに位置しているのかを知らなければ、通塾しても合格にはいたらず、かえって実力を破棄できずラインを下げたところしか受からない状況になりかねません。

基礎的な勉強から始めようとするなら、中、高校とも2年生夏前後くらいから受け入れてくれる予備校を選ぶべきで、その際も親御さんがいっしょに塾に行って、講義や試験が行われていない教室や予備校内を直接見ておいた方が良いでしょう。教室は見ることが出来なくても予備校では、模試の案内、成績表など数多くの情報が公表されているのが普通。極秘なのは指導方法と模試の内容です。

講師との直接面会は、生徒間の公正を考えると先ず無理でしょう。そう考えるとここでも重視されるのは集中して受験勉強できる環境と、自分にあったカリキュラムと、適切な次期に行われる模試や特別講習の種類やスケジュールといったことになります。

高校受験は試験時期がほぼ同時期で、あまり多数受けることはしませんが、大学受験は難関であれば複数受けるのが普通です。つまり滑り止め。そこで、当然公立や私立それぞれで試験時期が違います。 合否のショックというか他の試験との日程との兼ね合いで、始めに滑り止めを受けてから、後になる国立を受験など、様々なノウハウが予備校にはあり、それは総合学習塾では、データー化しようにも、やはり予備校には一歩劣るといわなければならないでしょう。

逆に自分にふさわしいところにスムースに受かりたいだけというのであれば、学習塾の進学コースでも充分に応できるかも知れません。

また、生徒が中心となって積極的な情報交換をしている場所でもあるので、自分から色々調べて対策を考えなくても、カリキュラムや模試を通じて効率よく目に見えるデーターで判断できる利点があります。難点は優秀な講師はどこでも確保することに必死で、見えないところでトレードされ、引き抜きなども行われるため小さいところでは担当が、学期が変るとすっかり入れ替わってしまうこともあります。教科ごとの専任教師もパンフレットなどで紹介しているところもありますが、人気がある講師がいるところは、必然的に授業料が高いモノです。

手にできる情報は案外少ないので、古くから実績のあるところに生徒が集中し、その分通塾に時間がかかる距離でも、がまんして行かなくてはならないことは覚悟しないといけません。実際経験してみて予備校で優秀なところほど、合否の情報や試験の傾向など多くのデーターを集中して持っていますので、生徒数が多いというのはそれだけ実績がるというのはあながち見当はずれでもありません。ただし、取り立てて難関校合格者がそうでもないのに生徒数だけ多いのは、単なる宣伝がうまいだけともいえますが。